痔には大きく4つの症状があり、痛みや出血、腫れとともに
かゆみが挙げられます。
かゆみはイボ痔や切れ痔などでも見られる症状ですが、
痔ろうの場合にあらわれることが多いようです。
かゆみだけでどの種類か判断することは難しく、
また、痔ではないこともよくあります。
肛門掻痒症(そうようしょう)という病気があります。
これは、慢性的に内痔核を患っていて皮膚がただれてしまった場合などに
起こることもありますが、
多くは痔だと思って受診したらこの病気だったというパターンです。
この病気は皮膚に何か問題があるわけではなく、
自分で掻き毟ることによってなる症状です。
かゆいのは、たいていの場合は便が直腸内や肛門に残っているからです。
なんだかもぞもぞするような感覚なので、
石鹸や温水便座で念入りに洗ってしまいがちですが、
これによって更に乾燥しかゆみが増してしまうのです。
この病気を治すには、まずは便秘を改善することです。
毎日すっきり出ているようで肛門内に便が残っているのは
直腸性便秘といってれっきとした便秘です。
確かにかゆみは痔の症状ですが、それだけでは断定はできません。
カンジダ症や皮膚炎である可能性も高く、
自己診断せずに病院を受診しましょう。
また、大きな血栓性外痔核を放置していると、
肛門に皮垂というたるみができます。
これにより肛門周辺を清潔に保つのが難しくなり、かゆみを伴うことがあります。
場合によっては手術が必要になるので注意しましょう。



