痔はけして新しい病気ではなく、古くから人々を悩ませてきました。
そのため、漢方による治療も多く知られています。
血行不良による痔の場合は、漢方による体質改善は非常に効果的です。
漢方というと飲み薬だけのようなイメージがありますが、
塗り薬や坐薬もあります。
特に妊娠中で痔に悩む人にはぜひともおすすめしたいのが漢方です。
漢方生薬を使った軟膏などはステロイドが入っていないので、
妊娠中に痔になった場合も安心して使えます。
市販の薬にはステロイドが入っているものもあり、
直腸粘膜から薬が吸収されてしまいますので
特に妊娠初期は使用を控えたほうが良いとされており、
その点でも漢方ならば安心です。
それでは、痔に効く主な漢方をご紹介します。
・乙字湯
消炎、鎮痛作用のある甘草や血管を拡張させる当帰、
便を軟らかくする大黄など6種類の生薬を配合した漢方です。
便秘や下痢、ストレスや冷えからくる痔の症状を緩和する効果があり、
うっ血を取り除いて炎症を和らげると同時に
お通じをよくして排便をスムーズにおこないます。
便秘気味の人におすすめです。
この乙字湯をメインに、軟膏の紫雲膏を塗ったり
桂枝茯苓丸を併用すると効果的です。
痔ろうの場合は十味敗毒湯で膿を出し、炎症を治します。
痔だと思っていたら違う病気であったということも多々あります。
一度病院で診てもらって、診断をもらってから使うようにしましょう。



