1993年にイタリアで開発された新しい手術法がPPHです。
これは痔核に直接触れず、
自動吻合器という特殊な機械を使って処置します。
一般的な切除手術では肛門の皮膚にできた傷によって痛みますが、
これは痛覚神経のない内痔部分のみで操作するため、
術後の痛みがないのが特徴です。
処置後の肛門は腫れもなく非常にきれいで、
従来の手術のように痔核を切除しないので排便時にも痛みを伴いません。
内痔や脱肛などにはおすすめの治療法です。
麻酔をかけたら肛門に機械を挿入し、
痔核を持ち上げまた元の位置に戻すというもので、
その際に痔核を養っていた血管を遮断することで
うっ血していた痔核が小さくなっていくのです。
手術時間は15分程度で、日帰りで行うこともできます。
術後1ヶ月ほどで完治するので社会復帰も早いのが特徴です。
範囲の大きな切除も可能なので、
従来の手術では非常に時間が掛かった全周性大脱肛も短時間で処置できます。
対応できる症状も多く、今までは難しかった症状にも適用されます。
ただ、外痔が大きい場合は適応されないので注意しましょう。
新しい技術なので扱っている医療機関が少なく、
熟練の技術が求められます。
健康保険が適用されないので今までは自費診療でしたが、
2008年に厚生労働省によって保険導入が決定され、
今までは数十万かかっていた手術も受けやすくなりました。



